2026年6月21日日曜日

みらいらん18号

みらいらん18号が完成した。


今回の特集は「動物の位相」。動物を眺める視線は、人間中心の世界観を離れ、生命の源へ遡る意識が伴う。人間の原罪の感覚、楽園を失った悲哀の感覚もそこにはあり、現代文明への批判ももちろんそこに兆す。そんなことを考えながら、計画した。詩では、小池昌代/八木幹夫/鈴木東海子/瀬崎祐/渡辺めぐみ/酒見直子のみなさんの作品を頂いた。また詩集や詩誌からの転載で中本道代/寮美千子/高山利三郎/秋元炯/二条千河のみなさんの作品を紹介することができた。エッセイは田口哲也・山本萠の両氏。また柴田千晶さんが動物の登場する俳句50句を選んで下さった。猫は複数の句に登場するがそれ以外は全て違った動物が詠まれていて、壮観だ。さらに「動物詩集」の試みとしてアポリネール、室生犀星、白石かずこ、村上昭夫といった詩人たちの仕事を紹介するページも設けた。文学からは外れるが科学の視点からの動物の本を紹介するページも作った(12冊、読むのが大変だった!)。近場の動物園や水族館にも足を運んだのも思い出深い。

巻頭詩は、四釜裕子/森川雅美/うるし山千尋/尾内甲太郎の皆さん。

巻頭の文学展望は夏石番矢さん。

また今号から野村喜和夫さんの連載エッセイ「詩脳は美術館にいます」が始まった。コーナータイトル通り、美術に関するエッセイとなる。第一回はこの春国立西洋美術館で展覧会が開かれていたリトアニアの画家チュルリョーニスについて。

ぜひご覧ください。

https://www.kozui.net/mln18.html

(池田康)

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